先日、海洋ごみ問題をテーマにした映画の劇版をやらせていただきました。
でね、ネタばれしちゃうので詳しくは言えないけど
物語の終盤でそのゴミが大変なことになってしまうのです。
そのシーンの曲を作る時、せっかくなので
ゴミの音をサンプリングしてパーカッションとして使ってみようかなと
ふと思い、それからというもの
ペットボトルや空き缶など、家中の資源ごみを収集する日々。
素材が揃ったところで、早速どんな音が出るか試してみよう。
缶は何かに入れてまとめないと、
単品ではいい音がでない。
でもビニール袋はガサガサした音が
入ってしまう。
音がしない袋状のもの、、、
漁業の網の小さいやつとか
あるといいなぁ、、
漁業の網は無理だけど、代替品を探すこと数分、、、あっ!!
これならいけるかも!
じゃーん!
洗濯ネット!!
おぉ、、余計な音がしない!
ペットボトルも同じようにしてみました。
ウッドブロックみたいに2本で叩いてみると、
モノによってはいい音がするけど
オケに混ぜると埋もれちゃうし、
アタックの高いところだけしか聴こえなくて
全然よくない、、
空き缶もペットボトルも最終的に、洗濯ネットに落ち着きました。
洗濯ネットに"遊び"の部分があるとバラバラと音がまとまらず
パーカッションとしては使えない音になってしまうので
遊びの部分はギュっと握って、アタックとリリースがきれいにまとまるように
ちゃんと演奏(笑)します。
ザンっ!!ザンっ!!! とハリウッドっぽいエピックパーカッションを
イメージして、、っと。(笑)
意外とこれが難しい。
何回か練習してから、
何テイクか録っていると
本物の楽器みたいに思えてくる
不思議。
しかし、我に返ると
突然やってくる
"私、何やってるんだろう"感。
収録を終えたスタジオには、洗濯ネットたちによる
柔軟剤の優しい香りが漂っていましたとさ。
そんなこんなで録った曲は映画の終盤に入っています。分かるかな、、
https://santa-company.net/uminohi/
youtube で観られるので是非!
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