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ピアニスト目線のマイキング

 

初めてピアノさん※の音を自分で録った時は、もう何年前になるかな。。

 

 

※ピアノさん

 

YAMAHA C3

20年来の相棒

お世話になっております!

なかなか機材を買い揃えることも難しかったし、

そもそもどんな機材がピアノの収録に適しているのかも
全く知識がありませんでしたが
Shureの57 2本で録った音に感激したのを覚えています。
「すっげ!自分で録った!!」


正確に言うと、"自分で録った"ということに感激したんですね。
最初に録った音は、もう、、いろいろツッコミどころ満載なのですが
自分で録った!という事実にただただ嬉しかった、、


初めてのおつかいみたいですね。

ただ、

「録った音って、いつも聴いている音とは違うよなぁ、、」

と思ったことは今も覚えています。


当たり前ですよね。
通常マイクで収音する位置とピアニストの耳の位置、全然違いますもんね。

通常ポップスなどでよくやるマイキング。

ハンマーの近くにLR広げてマイキング。

演奏者の耳の位置。

左右に耳がついているけど、

広がりは少なくて少しモノラルっぽい感じかも。



先日幸運なことに、ピアノの収録経験の豊富なエンジニアさんと

お話する機会がありました。
楽しくって、ついついいろいろお聞きしてしまったのですが

(そりゃもう、マシンガンのように、、、)
過去に、私と同じことをおっしゃるピアニストさんがいらしたということでした。
なんと!! ほぉぉ!!!

 

 

録った音をコントロールルームで確認してもらっている時、
いつも聴いている音ではない、との感想をいただいたそうです。
これはすごく納得するお話でした。


クラシックのピアノをやっていた時、もう、何千時間とピアノの音を聴いてはいたけれど
それって、ほとんど鍵盤側からの音で
たまに録音物を聴くとしても、クラシックはピアノから離れたところで収音する事が多く
(自分の演奏チェックのために、リハを客席から録ったりもしてたなぁ、、)
オンマイクで録ったアンビエントがあまり入らない直接的な音って

今まで聴いていたピアノの音とは別物という感じがしました。

(“録った音”という感じ?)

 

 

最初は、その録った音の良し悪しなんて判断できないほど、

“録り音の判断基準” がありませんでした。


まだ、宅録を始める前だった若かりし頃の私は、
エンジニアさんに「どうですか?」と聞かれても
演奏の良し悪ししか、判断できなかった・・・

んて答えたらいいか分からなかった・・・


クラシックのピアニストは、そういう人が多いと思います。


でね、でね、伺った話を元に、私もそのマイキングを試してみたのですよ。
ようやく本題(笑)

 

 

 

 

ピアニストの耳の延長線上に真上に

LRでマイキング。

とりあえず2本。

(厳密に言うと、弾いている腕がぶつかったりしてしまったため、もう少し左右に広げた)

「ぅほほぉあぁぁぁぁ…!」

 

確かに!いつも聴いてる音っぽい!

なんでいままで気づかなかったんだろう。。

 

 

 

でもちょっと足りなかったり

部屋鳴りが気になったりで

試行錯誤中。

この位置で、いい音を録るには、まだまだ研究が必要そうです。
マイクスタンドの足たちの処理も。。。

 

 

ピアノの"いい音"っていうのも、一概に言えないですけど
私は、自分が好きな、自分がいいと思う音を録っていきたいです。